治療中断の原因はカウンセリング不足だった!患者さんの不安を取り除く正しいカウンセリング方法

治療中だった患者さんが急に来なくなるのは、残念ながら珍しいことではありません。多くの歯科医院では、医院側がどれだけ努力をしても、治療を離脱する患者さんは一定数いるでしょう。しかし、離脱者数が目立つ場合は、医院側に何かしらの問題がある可能性も……。

治療中断の原因として考えられるのが、「カウンセリング不足」です。医院側が治療内容や期間を十分に伝えていないため、患者さんは治療の先行きが見えずに不安になってしまうのです。患者さんの不安を取り除き、治療意欲を高めるカウンセリング方法とは、一体どのようなものなのでしょうか。

「不満」と「不安」をゼロにする説明を

どの歯科医院でも最初の治療のときに、口腔内の状態や今後の治療についてしっかりと説明を行っていることでしょう。そこでまず、患者さんがどのような顔をしているか、表情をよく見ておくことが大切です。口では「はい」と答えていても、表情には不満や不安の色が浮かんでいることがよくあります。この表情は患者さんの心理状況を表す重要なサインなので、しっかりと受け止めて対応しましょう。最初のカウンセリングで不満や不安を残したままにしておくと、医院への不信感が生まれるきっかけになってしまいます。

長期治療と高額費用の説明は慎重に

まず大切なのは、治療内容や方針を分かりやすく説明し、そのうえで想定する治療期間を伝えることです。

特に歯周病など長期治療を行う場合は、なぜ時間が必要なのかをしっかりと伝え、疑問が残らないように努めましょう。

高額な費用が発生する場合は、予想される金額を伝えたうえで治療方針の選択肢をいくつか設けます。患者さん自身に選んでもらい、納得のうえで治療を開始します。カウンセリングでは患者さんのスッキリとした表情が見られるように、不満や不安をなくす説明を行いましょう。

治療意欲を高めるコミュニケーション

患者さんが治療に慣れた頃になると、治療説明が省かれるケースがあります。医院側としては想定していた治療が着々と進行できていたとしても、患者さん側からすれば不安を感じ始める時期です。「今どんな治療をしているのだろう?」「あとどれくらい通院が必要なのだろう?」など、患者さんが感じ得る不安を想定し、医師側が丁寧に説明を続けることが大切です。

楽しい会話のなかに説明を織り込む

この時期の説明として心がけたいのが、笑顔で接しコミュニケーションをとりながら伝えることです。治療と関係のない世間話を挟むと、緊張が緩和されて患者さんの笑顔も引き出しやすくなります。淡々と状況説明を行うと、理解は促せても不信感を与えかねません。定期的に通院してもらい、心の通ったコミュニケーションをとり続け、患者さんとの信頼関係を強めましょう。積極的なコミュニケーションによって、カウンセリング内容の信頼性や治療に対する意欲が高められます。

中断のリスクもきちんと伝える

患者さんの治療離脱は、中断によるリスクを知らないことも一因です。途中放棄によるリスクをきちんと伝えておくことも、離脱者数を減らす効果的な方法となります。

途中放棄によって起こりうる歯の健康被害

  1. 治療計画の無効化、状態悪化
  2. 仮の詰め物、仮歯の長期的使用による危険性
  3. 神経を抜いた歯の脆弱性

こうしたリスクをあらかじめ分かりやすい言葉で説明しておきましょう。治療途中で痛みが引いたことに安堵すると、その後の治療を面倒に感じたり、恐怖心に負けてしまったりする患者さんは少なくありません。痛みが引いてからも最後まで治療を継続できるよう、モチベーションアップのための声掛けが大切です。

気持ちに寄り添うカウンセリング

治療中断を防ぐには、歯科医師やスタッフが常に患者さんの不安や恐怖心に寄り添うことが大切です。患者さんの表情をよく観察し、心情を察知して適切なケアを行いましょう。

まずは、最初のカウンセリングで不満や不安を解消してから治療を開始します。そして、通院に慣れてからも積極的なコミュニケーションをとってカウンセリングを続けましょう。患者さんと楽しく会話をしながら治療の進行状況を伝えることで、治療意欲を高められます。途中放棄によるリスクを伝えると、さらに効果的です。痛みが引いてからも治療を継続できるよう、途中放棄のリスクを伝え、モチベーションアップに努めましょう。

 

いかがでしたか?このように、タカラベルモントは患者さんが歯を大事にするようになり、歯科医院に通い続けてくれるようになるためには患者さんの気持ちに立ったカウンセリングが大切だと考えています。

タカラベルモントでは、先生と一緒にこれからの医院づくりについて一緒に考えさせていただきます。いつでもお気軽にお声掛けください。