歯科恐怖症患者を治療へ導く! 患者の心に寄り添うあんしん治療法

過去のトラウマなどが原因で、歯科恐怖症になってしまった患者さんはたくさんいます。注射器を見て恐怖を覚える方もいれば、治療台に腰かけただけで体が震えてしまう方もいて、症状の度合いはさまざまです。

どうしたら、恐怖症の患者さんにも安心して治療を続けてもらえるのでしょうか。歯科恐怖症になった原因や、治療継続のための対処法を探っていきます。

考えられる歯科恐怖症の原因

治療継続を実現するためには、恐怖を抱くようになった原因を調査することや、患者さんの性格を理解することが重要になってきます。

過去のトラウマ

過去の治療で受けた激しい痛みや不快な思いがトラウマになる例は、よくあります。子どものころ、医師たちに押さえつけられながら治療を受けたり、暴力的な治療を受けたりしたことが原因で、治療への意志とは裏腹に、体が拒否してしまいます。

何をされるのか分からない恐怖

口腔内の治療のため、何をされているのか目で確認が出来ないことで、恐怖を抱くケースもあります。

精神疾患の傾向がある

パニック障害や強迫性障害などの精神疾患の傾向が強く、日常生活でも不安を感じやすい患者さんは、治療中も些細なことで過剰に反応することがあります。

不安や恐怖を軽減するための対処法

面接・治療計画

初めに面接をし、患者さんの抱える問題や性格をきちんと理解します。それから、治療計画を立て、その内容を、写真や模型などを使って、丁寧に説明します。どんな治療をするのか、どんな流れで治療が進んでいくのかがはっきり理解できれば、不安は軽減されるはずです。患者さんが要望や感情を伝えやすいように、リラックスできる雰囲気をつくることも大切です。

あらかじめ、症状や解決すべき問題などを来院前に書いてもらうのも、ひとつの手です。ホームページから予診表をダウンロードできるようにしておき、患者さんに来院前の落ち着いた状態で、症状や要望などを書いてもらいましょう。医院側は事情を把握しやすいですし、患者さんも状態を伝えておけるため、安心して来院できるでしょう。

筋弛緩法

体の筋肉を動かしてリラックスしてもらう、という方法もあります。歯科治療だけではなく、大事なプレゼンテーションやスピーチの前にも効果的です。

  1. 手をぎゅっと握り、8割程の力を入れ緊張させる
  2. 脱力し、そのリラックス状態を10秒ほど保つ
  3. 顔や足などの他の部位も同じように行う

場所を選ばず、どこでも簡単にできるので、治療の前に患者さんと一緒に実行してみてはどうでしょうか。一緒に行うことでコミュニケーションも生まれるので、それもまたリラックス効果につながります。

歯科恐怖症に対する理解をしっかり伝える

痛みの少ない注射器や笑気麻酔を活用することで、痛みだけではなく恐怖感も軽減されます。このことを医院のホームページなどで積極的に紹介することで、歯科恐怖症患者さんに対する理解があり、不安や恐怖を軽減してくれる医院であることを伝えましょう。

スタッフの笑顔、ひたむきな態度が恐怖軽減のカギ

恐怖症の患者さんは、スタッフの態度や顔色にとても敏感です。こちらが「面倒な患者だな」と思いながら対応していると、すぐこちら側の気持ちに勘付いてしまいます。その結果、彼らの歯科恐怖症はさらに悪化してしまう可能性があるのです。患者さんは、恐怖症であるにも関わらず勇気を出して来院してくれているのですから、スタッフはその気持ちに精一杯応えましょう。

治療を受けてもらおう、というスタッフの一生懸命な姿があれば、歯科恐怖症の患者さんも心を開いてくれるはずです。すべての患者さんへの分け隔てない対応と笑顔が、歯科治療に恐怖を抱く患者さんの希望になるでしょう。

 

いかがでしたか?

タカラベルモントでは、先生と一緒にこれからの医院づくりについて一緒に考えさせていただきます。いつでもお気軽にお声掛けください。