「TBCA 2014」レポート 医療部門(デンタル・メディカル)編

タカラベルモントグループでは、2015年2月27日(金) 大阪本社にて「TBCA(Takara Business Creation Awards) 2014」(ティービーシーエー(タカラ ビジネス クリエーション アワーズ) 2014)を開催しました。

このコンペは、設計力・デザイン力・提案力の向上を目的に、2014年1月~12月の間に全国のタカラベルモントグループ社員が設計施工した理容・美容サロン、医療・デンタルクリニック、その他業種の作品の中から、特に優れたものを選出しているものです。

特別審査員として辻村久信氏(辻村久信デザイン事務所)、松浦竜太郎氏(乃村工藝社)、山倉礼士氏(商店建築社)を招き、厳正な審査が行われました。

今回のベルモントデンタルニュースでは、「TBCA 2014」の医療(デンタル・メディカル)部門において「デザインクリエーション優秀賞・奨励賞」を獲得した3作品をご紹介します。

デザインクリエーション優秀賞 まとば歯科

まとば歯科-7-2.jpg

歯科に親しみを持ってもらうためのグラフィティ

自分の口腔内に興味を持って貰う事に主眼をおいた歯科医院。そのため歯科に気軽に触れるための仕掛けとして、グラフィティを用いることにした。壁に散在させたグラフィティは空間のアクセントとなる他に、カウンセリング時のテキストとしての働きも期待出来る。ちょっとした遊び心が来院者のリラックスにつながれば幸いだ。

建物のファサードは外壁材が室内につづいていくデザイン。内部への誘導性を高める効果を狙っている。診療室は調光設備を完備しており、入室時やカウンセリング時は照度を落とし、落ち着いた 空間を演出。診療時、患者様の顔にタオルを掛けた時点で照度をあげる仕様。

デザインクリエーション奨励賞 中山眼科

 02.jpg

躯体は全体的に開口部も含めグリット形状で構成され、とりわけ基本的な要素である素材とプロポーションと光で組み立てている。そのようなシンプルな構成の中でバッファーゾーンを躯体外周に設け、そこに植栽のレーヤーを挿入することで外部と内部をゆるやかに繋げ、多様的な親密性をつくりだすことに主眼を置き計画している。

デザインクリエーション奨励賞 金沢文庫アイクリニック

kanazawabunko-eye_cl_01.jpg

眼科らしくない広がりをつくる

2Fの三角形のテナントであり、またオペ室も含むクリニックのため、なるべくデットスペースをなくし、いかに待合のスペースをとれるかがポイントとなりました。また、限られた空間の中でどのように、ゆったりした待合空間、検査空間をつくるかが、設計のポイントとなりました。また、保健所の規定を守るため、どうしても閉鎖的な個室空間となってしまう 各スペースを、オープンに見える検査室として設定することで、今までの眼科と違ったあり方になることを提案した。

2つの間接照明(つなげる+伸びる)待合、検査の空間の切り替え

狭さを解消するため、待合の壁をグレーペンミラーとし、2つの間接照明で、それが違和感なくつながっているように見せています。ミラーに映ることでつながる天井堀込の間接照明でミラーの存在感を消し、ラインを強調することで、奥行きを出しています。また、検査室は待合と硝子面で仕切られ、視覚的に別方向奥行きが生まれるようにしています。視覚的には透過している検査室の素材を濃い素材とし、待合の明るい雰囲気と気持ちが切り替わるようにしています。

いかがでしたか。タカラベルモントでは空間デザイン・設計・施工を通して皆様の歯科医院づくりを考えます。お気軽にご相談ください。

このコンペの受賞作品やエントリー作品は、タカラスペースデザイン株式会社のホームページにてご覧になれます。

http://www.takara-s-d.com/index.html