スタッフ教育は必須!アメリカの歯科医院に見るプロのスタッフの育成法

歯科医院にたずさわる人たちは、医師だけではなくすべてのスタッフが歯科医療に従事する専門家です。どんな専門職も、卓越したスキルを維持・向上するうえで、教育の必要性があります。それは資格を取得するときだけではなく、その後のフォローアップも必要不可欠です。今回は、アメリカの歯科医療現場のスタッフ教育に焦点を当ててみました。

アメリカは訴訟の国

アメリカは、訴訟の国家といえます。何か不都合な出来事が起きた場合、裁判に持ち込み、法律の元に判断、決定をあおぐという習慣があります。そのために、専門職においては非常に強い責任感が求められます。自己の仕事に責任を持つと自分にも厳しくなり、さらにプロ意識が高まります。

アメリカにおける仕事に対するプロ意識

アメリカ人は、非常に強いプロ意識を持って職業に従事しています。それは、仕事における自信とやる気を育て良い成果を生みます。その結果、顧客からの信頼を獲得し、医院の評判につながるのです。
歯科医院において、医師はもちろんのこと、歯科助手、歯科衛生士、受付業務、オフィス管理者、すべてのスタッフが自分の仕事に誇りを抱き、常にプロの名にふさわしい行動をしています。そして、治療・サービス・対応・環境などあらゆる面においてきちんと準備を整え、快適に作業を進めることで、患者さんは医院を信頼して通院し続けることができるのです。

高いプロ意識がもたらす効果

プロ意識を持つことの大きなメリットは、資質の向上にあります。
では、歯科医院ではどんな効果があるでしょうか? 

自分の生き方に誇りを持てる

「この仕事に関しては他の人に負けない!」という強い自信を得られるため、仕事に対して意欲的になれます。責任感に目覚め、よりすばらしい仕事をするために学ぶ意識も高まり、仕事が生きがいにもなります。

患者さんの信頼を得られる

意欲的に働くスタッフがそろっている歯科医院では、いきいきとした雰囲気が流れ、患者さんにも伝わります。そうした医療現場であれば、自然と患者さんからの信頼も得られやすくなります。活気あふれる歯科医院と、やる気のないスタッフばかりの歯科医院では、どちらに患者さんが集まるか答えは明確です。

スタッフ必須の教育内容とは?

では、実際のアメリカにおける歯科医療でのスタッフ教育とはどんなものがあるのでしょうか? 州によって違いはありますが、おもな教育について詳しく追っていきましょう。教育方法は、セミナーや勉強会、オンラインでも行っています。

CPR(CardioPulmonary Resuscitation 心肺蘇生法)

心肺蘇生法(しんぱいそせいほう)とは、呼吸が止まり、心臓が動いていないとみられる人へ行う救命方法です。歯科医院スタッフ全員がCPRの仕方を学びます。2~3年ごとに更新の義務があり、その都度、セッションを受け直す必要があります。

HIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act)

患者さんの健康情報の保護を国家基準で設定した法律で、1996年に成立しました。情報の電子化とネットワークの普及により、複雑化した情報網から患者さんのプライバシーを守り、また、患者さんが健康保険を継続できるようにしたものです。教育を受けることで医療サービスの質の向上と患者さんとの信頼の形成にも役立ちます。

FIRST AID/HIV AIDS(応急措置、エイズに関する知識)

医療機関としては、基本的な勉強です。特に歯科医院では、血液や唾液を扱う仕事が多いため、数年に一度の更新と勉強会が必要とされています。

真のプロフェッショナルになるために!

アメリカの歯科医院は、患者さんにすばらしいと言われる医療サービスを目指しています。そのために、すべてのスタッフが教育を継続し、常にプロであることに誇りと自信を持って、医療に従事しているのです。そうした歯科医院こそが、ベストデンタルとして、多くの人たちに支持されるのではないでしょうか?

いかがでしたか? タカラベルモントでは、先生と一緒にこれからの医院づくりについて一緒に考えさせていただきます。いつでもお気軽にお声掛けください。