慢性的なストレスにはさようなら!歯科医療者のための簡単メンタルケア

医療者の日常は、ストレスに満ちたもの。その原因は、患者さんの健康を守るため、常に集中と緊張を強いられるからです。もちろん、デリケートな治療を行う歯科医療者も、その例外ではありません。歯科医療者が心身ともに健康で働くためには、自分の体調や心の状態に気を配り、早めにケアを行いたいところ。ここでは、自分でできるメンタルチェックやケアの方法をご紹介します。

歯科医療者によくある!?ストレスサインの見つけ方

人はストレス状態にあるとき、それに対する反射として「ストレスサイン」が表れます。このサインを把握しておくことで、自分の精神状態を客観的に理解できるようになります。

「多忙」や「ミス」に加え「昇進」もストレスに

歯科医療者のストレスの原因には、「多忙」「仕事上でのミスやトラブル」「患者さんへの対応」「職場での人間関係」などが挙げられます。特に、失敗が許されない医療行為・関連する事務作業でのミスをしたときや、患者さんへの説明・対応が難しいときなどは、大きなストレスになるでしょう。

ほかにも、職場での地位や環境、仕事内容が変わったときも要注意。昇進や栄転、希望の仕事内容であっても、変化が大きかったり長く続いたりすると、かえってストレスになることもあります。

こんなストレスサインが出たら要注意!

ストレスを感じると、以下のようなサインが出ます。思い当たる点がないかチェックしてみましょう。

【精神面・行動面】

  • 落ち着きがなくなる
  • 怒りっぽくなる
  • 人に対して批判的になる
  • 自分らしくなく、はしゃいでしまう
  • 人に会うことや電話に出ることがおっくうになる
  • 何をしても楽しくない
  • タバコやコーヒー、お酒などが増える

【身体面】

  • 肩こり、腰痛、頭痛がひどくなる
  • 下痢や便秘、胃痛、腹痛などの症状が出る
  • 疲れやすく、ひと晩寝ても倦怠感がとれない
  • 寝つきが悪くなる
  • 過剰な食欲が出る、もしくは食欲がない
  • 汗の量が増える
  • 喉が異常に乾く

ストレスサインが点滅したときのメンタルケアのコツ

ストレスサインが出ていると感じたら、なるべく早く対処しましょう。ストレスによる集中力や注意力の欠如が、トラブルや医療事故を引き起こす可能性があります。

1日30分以上、ストレスの原因から遠ざかる

仕事や職場にストレスの原因がある場合、解決はなかなか難しいもの。そういうときは、1日30分でもその原因から物理的・心理的な距離を置く時間を作りましょう。多忙でも必ず昼休みや休憩時間はとる、昼休みは外出するなどの方法が効果的です。

体の癒しを最優先にする

心が疲れているときは、体も同様です。真面目な人ほど、無理を重ねがちですが、睡眠、食事、休息は健康の基本です。早めの帰宅や食事時間の確保はもちろん、無駄な夜更かしや気の進まない飲み会などは控えましょう。

生活に余分な変化を起こさないようにする

「昇進できたし、節約や貯金もがんばろう」「結婚式に向けてダイエットしよう」など、うれしいことがあると人は頑張ってしまうもの。しかし、次の目標の設定は、心身が新しい変化になじんでからにしましょう。また、休息が必要だからといって、継続していた日常習慣や趣味を急にやめるのは控えて。よほど体に負担がないかぎり、これまで通り継続して様子をみます。

大きなトラブルにあったときの対処法

日々のストレスケアに気をつけていても、歯科医療者は、思わぬトラブルで、突然大きなストレスに見舞われる可能性があります。重苦しい気分やネガティブな考えにとらわれたときは、意識的に視点を転換することが重要です。

例えば、自分を責めるあまりに「いつも私はこうだ」「これからもうまくいくはずがない」と思い込み、将来まで悲観してしまうときは、「うまくいかなかったのは今回だけ」と口に出して言ってみましょう。また、被害者意識が強くなって「みんなが私を非難している」「すべて私の責任だ」と落ち込んでしまうときは、「“みんな”や“すべて”ではない」と自分に言い聞かせます。自分を応援してくれている人の名前などを書き出すのも有効です。

このような視点の転換を行うだけでも、ストレスに負けることなく、前向きに問題に対処することができるようになります。

ストレスケアは早期発見、早期対応が重要

このように、歯科医療者は、自分のストレスに対して早めの発見と対応が必要です。迅速な対応によって、順調な回復が期待できますし、深刻な心の病の発生も防ぐことができます。回復が感じられるようになってきたら、マッサージやアロマセラピーに出かけたり、友人に話を聞いてもらったりしましょう。徐々にポジティブな行動に移していくと、心身ともによりエネルギーが充実した状態にすることができます。

 

いかがでしたか? タカラベルモントでは、先生とこれからの医院づくりについて一緒に考えさせていただきます。いつでもお気軽にお声掛けください。