「笑顔」だけで歯科医院の来院者が増える? スタッフの好感度を高める方法

歯科医院の来院者数の増加には、歯科医師やスタッフたちの「笑顔」が効果的。脳や心にまつわるさまざまな研究においても、人は笑顔によって明るい気持ちになり、それは周囲の人々に伝播していくものだという報告がされています。

今回は、そんな好感度の高い笑顔の作り方と、笑顔が増える歯科医院にするためにマネジメント側がするべきことをお伝えします。

来院者を増やす秘訣はスタッフの「笑顔」にあった!

歯科医院のスタッフが笑顔で患者さんに接することは大事だけれど、本当に来院者が増えるほどの効果があるのだろうか、と疑問を抱く方もいるかもしれません。しかし、笑顔にそれだけの力があることは、脳科学や精神医学、心理学やビジネスの現場でも明らかにされています。

笑っていると楽しくなり、周囲に伝播する!? 笑顔の効果

科学雑誌『プロスワン』に発表されたドイツのミュンテ博士の論文によると、口角を上げるという笑顔に似た表情を作ると、脳内で「快楽」に関係した神経伝達物質ドーパミンが出るのだとか。つまり、楽しくなくても笑っていると、楽しくなってくるのだそうです。

さらに、集団のなかで一人が笑顔になると、周囲の人々も笑顔になるという報告もあります。この理由はまだ完全には解明されていませんが、他者の行動のまねをする神経細胞ミュラー・ニューロンの働きが関係していると考えられています。

リピーターや紹介者を生み出すのは「親近感」

笑顔が場を明るくする――などとよくいわれますが、上記の研究は、まさにそのことを示しています。スタッフが笑顔で接するようになると、患者さんも自然と笑顔になり、相手との距離がぐっと縮まります。そして、親近感を抱いてもらうきっかけにつながります。

実は、この「親近感」がリピーターや紹介者を生み出す秘訣(ひけつ)。親しいスタッフがいると、定期検診にも通ってくれる患者さんが増えますし、患者さんから家族や友人・知人に紹介してもらえる可能性も高まります。

好感度の高い笑顔はこうして作る!

相手から素敵だと思われる笑顔を作ることは、難しいことではありません。大切なのは、相手に明確に伝わる、分かりやすい笑顔を作ること。笑っているのかどうか分からない曖昧な表情は、かえってマイナスイメージとなります。分かりやすい笑顔を作るコツを紹介しましょう。

1. 口角を上げる

日本人は顔の構造からか、口元が「へ」の字になりやすいのですが、明るい表情を作る基本は口角をしっかり上げることです。「ハイ」の返事を元気よくするつもりで、「イ」のときに口角を上げることを意識します。

2. 歯を見せる

口角を上げたときに、歯を見せるように唇を自然に開きます。オフィシャルな場で歯を見せるのはマナー違反という意見もありますが、接客シーンではOKです。

3. 相手と目を合わせる

好感度の高い笑顔には、アイコンタクトも重要です。見据えるような感じになると相手を緊張させてしまうので、話をするときには相手の目をしっかり見る、挨拶をするときには0.5秒程度目を合わすなど、状況によって工夫しましょう。

笑顔を増やすためにマネジメント側がするべきことは?

笑顔の重要性が分かっていても、スタッフに笑顔を徹底させるのは、なかなか大変です。ミーティングや日々の現場で指導しても、「ほかにやるべき仕事があるのに」と反感を抱かれてしまう可能性も。スタッフが笑顔で接客に取り組みやすくするために、マネジメント側はどんなことをすべきでしょうか。

笑顔づくりに取り組める職場環境と人材育成を

まずは、職場の整理整頓・作業の効率化などを図り、職場環境を整えましょう。スタッフがやるべき仕事に追われずに、患者さんと向き合えるように配慮することが大切です。

次に、スタッフのなかに笑顔づくりのリーダーとなるような人材を育てましょう。必要なのは、真面目に仕事をこなす優等生タイプというより、場の空気を盛り上げてくれるムードメーカー的存在。人事査定において、日々の仕事の達成度だけではなく笑顔の多さも評価するようにすると、そのような人材が育ってきます。

患者さんにもスタッフにも好かれる雰囲気のいい歯科医院へ

笑顔を増やすことは、お金をかけずにできる来院者を増やす方法でもありますが、職場を活性化させるものでもあります。患者さんが来たくなるだけでなく、スタッフにとっても働きやすい、雰囲気のいい歯科医院を目指しましょう。

いかがでしたか? タカラベルモントでは、先生と一緒にこれからの医院づくりについて考えさせていただきます。いつでもお気軽にお声掛けください。