歯は骨の一種?歯のエナメル質を徹底研究!

笑顔からこぼれる美しい歯。話をしているとき、ものを食べているとき、見え隠れする歯。また、お顔のキレイさにも大きな役割を果たしている歯。その目に見える歯は、一般に「歯冠部」と呼ばれる白い部分です。そして、歯冠部の表面に当たるところが、エナメル質と呼ばれています。

今回は、このエナメル質にスポットライトを当てて、その構造を見ながら、歯の役割とキレイに保つ方法を考えていきましょう。

歯の代表エナメル質は、骨の一種なの?

エナメル質はその主成分の多くがカルシウムであるため、歯のエナメル質は骨の一種だと思うかもしれません。しかし実際は、骨とは異なる成分からできています。

例えば、エナメル質は骨を構成するコラーゲンを含みません。また、身体のなかでは一番硬い部分であるにもかかわらず、意外ともろく壊れやすいのです。

エナメル質は歯と身体全体にとってどんな役割がある?

骨に似ているものの、ちょっと違うエナメル質。では、このエナメル質は、私たちの身体に対してどのような役割を果たしているのでしょうか?

象牙質や歯髄を外敵から守る

エナメル質は、身体のなかでももっとも硬いといわれています。内部にある柔らかい象牙質や神経の集まっている歯髄を、外部の刺激や細菌から守ってくれます。

硬い食べ物を噛み砕く

エナメル質は、水晶ほどの硬さがある組織とされています。その頑丈さが、体内に栄養を運ぶために食べ物を噛み砕くという、重要な役割を果たしています。

キレイなエナメル質を保つための秘訣とは?

このように、硬いエナメル質ですが、一方でもろくて壊れやすいという性質も持っています。また、酸によって溶けてしまう恐れも多いのです。例えて言うと、エナメル質は傷つきやすい宝石のようなものなので、大切にケアをしてあげることが必要です。

やはり、ケアの基本は丁寧な歯みがきです。エナメル質を保つために、2つのことに注意して歯みがきを行いましょう。

酸性の強い食べ物を食べた後に注意

お口の中が酸性に傾きすぎた状態は、エナメル質にとって最悪の環境です。エナメル質が溶け出してしまい、歯が薄く、もろくなったりする危険性があります。酸性の強い食べ物、たとえば、レモンやオレンジなど柑橘類の果物を食べた後は、すぐに歯を磨かずに口をすすぐだけにします。30分くらい時間を置いてから、歯みがきをするようにしましょう。

歯磨き粉に注意

研磨剤を多く含む歯みがき粉の使用は、歯垢や汚れを落とすのに有効ですが、エナメル質の表面も傷つけてしまいます。歯磨き粉に関してわからないことがあれば、勝手に判断せずに積極的に歯科医師に相談しましょう。

大切にケアしよう!一生お付き合いするエナメル質

永久歯は、私たちのために毎日働き続けています。エナメル質は、歯の一番表面で歯の内部を守り、毎回摂取する食べ物を噛み砕き、何十年間にもわたって私たちの健康を守り続けてくれるのです。硬いけれどとても傷つきやすい宝石のようなエナメル質が、末長くキレイに輝き続けてくれるように、毎日のお手入れをチェックしてみましょう!