チームワークの向上を支える「ありがとう」

感謝の気持ちを表現するとき、私たちは「ありがとう」の言葉を使います。何気なく口にすることも多いですが、「ありがとう」の意味について考えたことはあるでしょうか? 「ありがとう」は「有り難い」ことへの感謝の言葉で、「普通」では得られない「有り難い」幸せに対する気持ちを表現しています。そして、この言葉が持つ本来の意味を知っていれば、人間関係に摩擦や争いが起こりにくくなるでしょう。

今回は、歯科医院において「ありがとう」の言葉がどのような効果をもたらすのかを考えてみましょう。

「ありがとう」の対義語は?

「ありがとう」の語源は「有難し」とされ、対義語は「当たり前」や「当然」などが挙げられます。スタッフなのだから手伝ってくれて当たり前、助けてくれて当然という考え方は、今日から捨ててみませんか? そうすれば、きっと「ありがとう」という言葉が素直に出てくるはずです。そうした気持ちは、歯科医院全体のチームワークを向上させる大きな力となるでしょう。

「ありがとう」がもたらす効果とは?

「ありがとう」という言葉には、言われた人に対して以下のような効果が期待できます。

  • 仕事にやる気が持てる
  • 向上心が強くなる

感謝をされて不快感を持つ人はいません。「ありがとう」と言われた人は、もっとがんばろう、もっと職場に貢献しようと、努力するようになるでしょう。

スタッフ同士の「ありがとう」が温かい雰囲気を生み出す

言葉の持つ力は、想像以上に大きなものです。「ありがとう」の言葉によって、歯科医院にはスタッフにとっても患者さんにとっても、温かな雰囲気が生まれるでしょう。以下に具体的な例を挙げてみましょう。

  • 器具や薬剤の受け渡しのとき
    歯科医師から衛生士や助手に「ありがとう」と伝えることで、ねぎらいの気持ちが伝わります。
  • 役割を交代するとき
    スタッフ間で「ありがとう」「どういたしまして」と言葉をかわすことで、助け合いの気持ちが育まれます。
  • ほかのスタッフに業務を手伝ってもらったとき
    自分の過失や不手際を謝る代わりに「ありがとう」と言うことで、相手がうれしい気持ちになります。

やって当たり前だと思っていたことを「有り難いこと」に置き換えると、歯科医院全体の業務のなかで「ありがとう」と言う機会はもっとたくさんあるはずです。

「すいません」より「ありがとう」で患者さんに安心感を

患者さんは、歯科医師やスタッフがどんな治療をしているのかを客観的に見ることができません。そこで「すいません」などのマイナスな言葉が交わされていると、患者さんを不安にさせてしまう可能性があります。

そこで「すいません」ではなく「ありがとう」と言うようにしてみましょう。例えば、間違ったファイルを持ってきてしまったとき、正しいものを届けてくれたスタッフに自分の過失を謝るのではなく、「(助けてくれて)ありがとう」と伝えれば、それを聞いた患者さんが不安を感じることはありません。このように、医療の現場ではスタッフ間の会話にも気を配る必要があります。自分の立場を考えたうえで、言葉を選ぶよう心がけましょう。

「ありがとう」でスタッフや患者さんと心地よい関係を

当たり前だと思っていたことが、実は「有り難い」ことだと気づくことができれば、周りへの意識が変わります。心から「ありがとう」と言える気持ちがスタッフ全員にあれば、歯科医院は自然と思いやりにあふれた空間になるはずです。そして、スタッフのチームワークが向上し、患者さんは明るい雰囲気のなかで安心して治療を受けることができます。「ありがとう」の本来の意味を、常に忘れずにいたいものです。

いかがでしたか?タカラベルモントは先生と一緒にこれからの医院づくりについて考えさせていただきます。いつでもお気軽にお声掛けください。


参考: