医療法人と個人医院の「働く環境」の違い

歯科医師が複数名いるような医療法人の歯科医院と、個人が経営する歯科医院とでは、業務の特性や患者さんとの関わり方などが変わってきます。今回は、歯科医院のスタッフとして知っておきたい、両者の「働く環境」の違いについて確認してみましょう。

医療法人の働く環境

まずは、複数名の歯科医師がいて診療台も多い、医療法人の歯科医院で働く場合の環境をみてみます。

  • 複数の歯科医師の特徴を把握する必要性
    大きな歯科医院では、複数名の歯科医師が勤務しています。歯科医師によって使用する薬剤や治療方法が異なる場合があるので、個々の特徴をしっかり把握して勤務しなければなりません。
  • スタッフの人数が多い
    スタッフ数が多いため、勤務シフトが複雑になる傾向があります。また、スタッフ間で円滑なコミュニケーションがとれるような社会性が求められる場面もあるでしょう。
  • 週末勤務の可能性
    多くの歯科医師やスタッフが勤務する歯科医院のなかには、交代制で週末も診療するところもあるでしょう。その場合、土日にも仕事が入る可能性があります。
  • 職場として安定している
    個人歯科医院の場合、院長が亡くなると廃業に追い込まれるケースが多くあります。医療法人は経営者が変わっても歯科医院自体は存続する可能性が高く、職場として安定しているといえます。

医療法人の歯科医院では、大勢いるスタッフのひとりという位置づけになることが多いでしょう。

個人医院の働く環境

歯科医師1名とごく少数のスタッフで診療を行う場合の個人経営の歯科医院の特徴をみてみましょう。

  • 管理が多様化しない
    歯科医師がマネージャーを兼ねている歯科医院が多く、給料体系や業務体制がシンプルだと思われます。
  • アットホームな雰囲気
    歯科医師の家族がスタッフを兼ねていたり、長年勤務するスタッフとの親交が深かったりと、アットホームな雰囲気である可能性があります。
  • 勤務に比較的柔軟性がある
    業務上の問題や希望は歯科医師に相談すればいいため、複雑な手続きが必要ない。

医療法人の歯科医院のような複雑なシステム管理は、個人医院では不要なケースが多いでしょう。しかし、家庭的な雰囲気があまりにも強い場合、プライベートと仕事を明確に切り分けたい人にとっては、働きにくいと感じるかもしれません。

患者さんとの関わり方にも違いがある

歯科医院の規模によって、患者さんとの関わり方が変わってきます。医療法人と個人医院では、どのような違いがあるのでしょうか。

  1. 医療法人の場合
    患者さんの数が多いため、一人ひとりを細やかにフォローできないことがあります。そのため、短い時間内で患者さんのことを把握するスキルが必要です。
  2. 個人医院の場合
    個々の患者さんのことを把握しやすいですが、密接な関係になりすぎないよう注意が必要です。

上記のような違いをふまえて、患者さんをケアできるようにしましょう。

プロフェッショナルとして環境に適した対応を

医療法人と個人医院には「働く環境」にさまざまな違いがあります。しかし、患者さんを第一に考えることや、医療に関わるプロとして求められる心構えは両者とも変わりません。自分の働く環境をしっかりと理解して勤務に臨みましょう。

いかがでしたか?タカラベルモントは先生と一緒にこれからの医院づくりについて考えさせていただきます。いつでもお気軽にお声掛けください。