歯科衛生士が数年以上のブランクののちスムーズに職場復帰するには

現在、日本では歯科衛生士の需要が年々高まっています。地域にもよりますが、歯科衛生士不足は深刻で、好条件で求人を出しても、応募がまったくないということも珍しくありません。歯科衛生士の有資格者は年々増加しているはずですが、就業者数が伸び悩んでいるのが実状です。この問題の解決策として挙げられているのが、休職中の歯科衛生士の復帰です。

数年後の復帰はなぜ難しいのか

歯科衛生士のなかには、結婚・出産などを機に退職し、そのまま復帰しない方がかなりの数にのぼると推測されます。そうした方々が復職したら、歯科衛生士不足の改善に期待が持てるでしょう。しかし、子育てが一段落した5年後や10年後、あるいはそれ以上のブランクを経て現場に復帰し、そのままスムーズに業務をこなすのは、かなり難しいでしょう。

診療に使う器材や治療法は日々進歩しており、5年前、10年前と事情が変わっていることは珍しくありません。むしろ、変化があって当然だといえるでしょう。長いブランクを経て復帰した歯科衛生士がその変化に驚き、戸惑ってしまうのは無理もないことなのです。

柔軟に対応することが不可欠

休職していた歯科衛生士が復帰するにあたり、新しい医療について学ぶ必要があるのは当然ですが、これはブランクの有無とは関係ありません。スムーズに復帰するためには、どれだけ柔軟な対応ができるかにかかっています。休職中にどのような過ごし方をすればよいかを含めて、事例をもとに考えてみましょう。

15年のブランクから復帰した事例に学ぶ休職中の過ごし方

資格取得から5年ほど歯科衛生士として勤務していたA子さんは、出産を機に退職して専業主婦となりました。

歯科衛生士をしていたことを周囲に告げると、いわゆるママ友から歯や口腔の健康について相談されるようになりました。ところが、相談の頻度があまりにも高くなったため、A子さんはそれを煩わしく感じるようになったのです。そこで、転居を機に歯科とは縁を切るように無関心を装い、歯科衛生士であることもずっと隠し続けてきたそうです。

そんなA子さんが15年のブランクを経て歯科衛生士として復帰したところ、ブランクの長さと、その間の自分の歯科に対する無関心さを痛感したといいます。そして、復帰後わずか3カ月で挫折し、退職してしまいました。

歯科衛生士としての自覚と関心が大切

A子さんの事例はスムーズな復帰のために、おおいに参考になると思われます。まず必要なのが、自分が歯科衛生士だという自覚です。有資格者であれば、他人からその知識と経験を頼られるのは当然のことです。たとえ煩わしくても、今まで培ってきたものを反すうし、自分の血肉とすることで歯科衛生士として磨きをかけることができるはずです。

次に必要なのが、歯科に対する関心を維持することです。例えば、新聞や雑誌には歯科に関する記事が載りますし、テレビでも歯科に関する話題が取り上げられます。歯科にまつわる話題や流行について関心を広げ、積極的に情報を集めることが大切なのです。

休職中も復帰を念頭に置いて過ごすことが大切

休職中に情報のアップデートをするのであれば、講習会に参加することをおすすめします。最近ではブランクのある方向けに、実技のある講習会も実施されていますが、一般向けのもので構いません。関心を持って話を聞き、雰囲気だけでも感じておくと、ブランク明けに大きな差が出てくるはずです。せっかく手にした資格を活用するためにも、休職中の過ごし方について今一度見直してみてはいかがでしょう。

いかがでしたか?タカラベルモントは先生と一緒にこれからの医院づくりについて考えさせていただきます。いつでもお気軽にお声掛けください。