デキる歯科衛生士になるために!もう一度教科書を開いてみよう

あなたが学生時代に使っていた教科書は、今どうなっていますか?卒業してから一度も開いていないという方もいらっしゃるようです。しかし、デキる歯科衛生士になるためには、あらためて教科書を開いて基礎を復習し直すことはとても大切です。

忘れている基礎知識を掘り起こしてデキる歯科衛生士になろう!

人間の頭脳は、使われていない知識をどんどん忘れ去ってしまいます。せっかく学生時代に苦労して覚えたのに、いざというときに忘れていたり、役に立たなかったりしたら、こんなにもったいないことはありません。そこで、仕事に役に立ちそうな教科書やノートを、もう一度引っ張り出してみましょう。そして、思いついたときにすぐ開けるように、手元に置いておくことをおすすめします。

もう一度学んでおきたい復習のポイント

「ミュールライターの三大徴候(三歯徴)」を覚えているでしょうか?隅角徴、彎曲徴、歯根徴の3つがありますが、特に隅角徴と彎曲徴は臨床でも必須の知識です。

隅角徴は、「唇側面(頰側面)から見て近心は遠心より鋭角である」という法則で、彎曲徴は、「咬合面から見たときの近心が遠心より鋭角である」というものです。ただし、上顎第一小臼歯のみ隅角徴、彎曲徴が逆になります。

歯を自然に美しく再現するために欠かせない知識

歯科技工士が完成させたクラウンがある場合は、よく観察してみてください。色はもちろんのこと、形、大きさ、豊隆や厚みなど、歯の再現に必要な要素は数多くあります。機能的には噛み合わせが最大のポイントになりますが、特に前歯は審美的なハードルのほうが高いケースも少なくありません。

患者さんは、三徴候のことを知らなくても見た目の違和感には気がつきます。治療後に患者さんが安心して笑顔をつくれるように、知識を備えておきましょう。

舌の先端が敏感であることを思い出そう

人間の体内で敏感だといわれる部位に、舌の先端(舌尖)があります。虫歯ができたところや治療で削った歯に舌で触れてみると、小さいはずの穴がとても大きく感じた経験があるかもしれません。

治療後の仕上がりを確認する際に、患者さんは指よりも先に舌で触れることが多いので、患者さん自身に違和感の有無を確認することが大切です。これも教科書に載っている知識ですが、現場では忘れがちかもしれません。

ほかにも、動脈や神経の出入り口でもあるオトガイ孔の位置、義歯の安定に欠かせない顎舌骨筋線やアーラインなど、臨床の現場で役に立つことが教科書には書かれています。

定期的な教科書の復習でさらなる飛躍を!

学生時代に学んでいても、時間とともに忘れている知識は結構あるものです。定期的に教科書をめくる癖をつけておくと、そのときの悩みや課題の答えが見つかるかもしれません。使い古された教科書は知識の宝庫です。もう一度取り出して、復習に役立ててみてはいかがでしょうか。