ようこそ医療業界へ!新人の皆さんに送るアドバイス

春になると、多くの新人さんが入ってきます。しかし、学校で学んだことを活かすべく歯科の世界に飛び込んだものの、いざ現場に立つとわからないことばかりという方が多いかもしれません。そこで今回は、歯科の仕事のやりがいや心構えなどをご紹介します。

医療は感情労働!あなたの穏やかな心が患者さんを癒す

医療従事者には肉体や頭脳だけでなく、自分の感情をコントロールした一人ひとりの患者さんに合わせた言葉や態度が求められます。そのため、「肉体労働」や「頭脳労働」に対して、医療は「感情労働」だといわれています。

あなたが笑顔でなければ他人を癒やせない

患者さんは痛みや不安などを抱えているので、少しでも相手の癒やしとなるように笑顔で接する必要があります。そのためには、あなた自身が心身ともに健康であることはもちろん、自分の感情をコントロールして、常に穏やかで優しい心を持ち続けなければなりません。

感情をむき出しにした患者さんへの接し方

なかには、痛みや不安で感情が不安定になったり、抑えられなくなったりする患者さんがいます。そのような方には正面からぶつかり合うのではなく、一歩下がった冷静な対応と判断が求められます。先輩の対応をよく観察し、まねをすることから始めてみましょう。大切なのは、患者さんに寄り添う気持ちです。

歯科医院の業務は連携とコミュニケーションが重視される

歯科医院の業務は、歯科医師を中心とした各スタッフの連携が求められます。そのため、スタッフ間の緊密なコミュニケーションが重要です。また、歯科衛生士や歯科助手、受付など、歯科医師を除くと女性の占める割合が多いという特徴があります。そのため、ほかの職場とは違った特有の空気があるかもしれません。

特定の患者さんに関わりすぎるのは禁物

患者さんとコミュニケーションをとり、親しくなるのは悪いことではありません。しかし、特定の方だけに関わりすぎると誤解を招いたり、ほかの患者さんの反発を受けたりする可能性があります。患者さんとは、一定の距離を保つように意識しましょう。

患者さんを気遣う言葉で感謝を伝えよう

商店の場合、お帰りになるお客様に「ありがとうございました」とお声がけしますが、歯科医院ではふさわしくありません。「お大事にしてください」「お気をつけて」などが適切です。

健診の場合はともかく、治療で来院した患者さんに対して「またお越しください」というニュアンスの言葉は失礼に当たります。一方、「お大事にしてください」には症状が早くよくなることを願い、日ごろから健康管理に気をつけてほしいという思いが込められているのです。患者さんを気遣う言葉で、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

いつまでも初心を忘れずに

医療系の仕事は、神経をすり減らすものです。ときには悩んだり、落ち込んだりすることもあるでしょう。そのようなときは、医療の世界を目指すことを決めた日のことを思い出してください。きっと、「患者さんを癒やしたい」「痛みから解放したい」「不安を和らげるお手伝いをしたい」という強い思いがあったはずです。いつまでも、その気持ちを忘れないでください。