子どもの虫歯予防に検討してみたい「シーラント」とは

子どもが6歳ぐらいになると永久歯が生え始めます。しかし、生えたばかりの永久歯はあまり歯質が強くありません。ケアの面でも、子どもは大人のようにていねいな歯みがきができないケースが多いものです。

そこで検討してみたいのが、シーラントです。

歯をコーティングして保護するシーラント

歯の表面には溝があり、それが虫歯の原因になる場合があります。そこで、虫歯を予防するために歯の溝をコーティングする処置が行われるようになりました。それがシーラントです。

シーラントは専用の光を当てると固まる性質を持っています。歯の色とほとんど変わらないので、シーラントを施したかどうかはほかの人にはほとんどわかりません。

シーラント処置の手順と所要時間

シーラントは、材料によって少々違いはありますが、概ね以下のような手順で施されます。

  1. 歯の汚れを取り除き、シーラントを定着しやすくするための薬を塗る。
  2. 薬を水で洗い流し、完全に乾かしてからシーラント剤を歯の溝に塗り込む。
  3. 余分なシーラント剤を除去したり、全体を均等にしたりといった調整ののちに、専用の光を当てて固める。
  4. シーラント剤がきちんと固まっているか、ムラがないかといったチェックをする。

1本の歯の処置にかかる時間は、10~15分ほどです。ただし、汚れがひどい場合や複雑な形をした歯の場合は、それ以上かかることもあります。

シーラントの注意点

シーラントさえしておけば、虫歯を100%予防できるというわけではありません。次のような注意点を、きちんと把握しておきましょう。

  • 処置をしたあとも日常の歯のケアは必須
    シーラントの虫歯予防の効果は、あくまでもリスクの低減です。処置をしたあとも、歯みがきやフロスといった日常のケアや、定期的な歯科健診、クリーニングは欠かせません。
  • シーラントははがれることもある
    シーラントの耐久性は、永久ではありません。万が一はがれてしまった場合は、放置せずに歯科医院で再処置してもらいましょう。
  • シーラント処置ができるのは歯の溝だけ
    シーラントは、歯の溝に対する処置です。歯と歯の間は虫歯になりやすい場所ですが、そこにシーラント処置をすることはできません。

歯科医師に相談してみよう

日常のケアがしっかりできていれば、シーラントをする必要がない場合もあります。まずは歯科医師に相談することをおすすめします。